- ホーム>
- 平成30年度 学位記・修了証書授与式 学長式辞
平成30年度 学位記・修了証書授与式 学長式辞2019年3月15日
卒業生のみなさん、ご卒業おめでとうございます。また、ご家族の皆様にも心よりお祝いを申し上げます。また、お忙しいところご臨席いただきました御来賓の皆様に厚く御礼申し上げます。
皆さんはこれから看護師として、あるいは保健師として社会に一歩を踏み出すこととなります。是非、社会人としての強い自覚を持って活躍していただきたいと思います。
さて、二〇一九年度のアカデミー賞四部門を獲得した「ボヘミアン・ラプソディー」という映画を皆さんはご覧になられましたでしょうか。この映画はイギリスのロックバンド「クィーン」の伝説的なボーカリスト、フレディ・マーキュリーの波乱万丈の人生を描いたものです。
私が高校生の時にクィーンは大人気で、私もレコードを買ってよく聴いていたことを懐かしく思いだします。
クィーンの音楽はポップなメロディーと華麗なサウンド、そして複雑なコーラスを中心としたユニークなものでした。
フレディ・マーキュリーはこんな言葉を残しています。「ひとつのものに満足してしまうと発展がなくなるんだ」
その言葉の通り、フレディはロックに留まらず、オペラ、ディスコの要素も取り入れ、絶えず進化していたと感じます。
しかし、これはまさに言うは易く行うは難しであり、フレディのように実行することはなかなかできるものではありません。
ただ、皆さんがこれから足を踏み入れようとする医療現場は日進月歩の世界です。日々新しい検査や治療、更に人工知能などの開発はめざましく、今後皆さんが働く医療現場にも次々と導入されることになるでしょう。患者さんの命を守るため私たち医療人はそれに積極的に対応し、使いこなしていく必要があります。
皆さんも国家試験に合格して、看護師や保健師の資格が取れたことに満足するだけでなく、更に高い目標を掲げて、日々努力して、経験を積み重ね、進化してほしいと思います。
短期大学部で学んだことを土台にして、社会に必要とされる看護師、保健師として、活躍されることを願っております。
以上をもちまして、私の式辞とさせていただきます。
本日は誠におめでとうございます
平成三十一年三月十三日
藍野大学短期大学部
学長 佐々木 惠雲